特許と企業

奇しくも、Science Commonsをメモったとたんに、特許関連のニュースが2件。IBMによる500件の特許をオープンソースへ「寄贈」と、青色LED

http://slashdot.jp/articles/05/01/11/1340236.shtml
http://slashdot.jp/articles/05/01/11/0640213.shtml
http://www.president.co.jp/pre/20011029/03.html

企業が確信的に戦略をたて、きちんとマネジメント/ディレクション/投資して得た特許については、もちろんその企業の資産だし、それを利益のために有効に活かすべきだと思う。だけど、特許の数で仕事/研究を評価してもらおうとか、グラントを取ろう...とかいう、実際に特許として活かすつもりのないヘンな理由で申請された特許については、1,2年ぐらいでスパッと(CCライセンスとかで)オープンにするのが、スマートなんだろうな。

あ、IBMの特許がそういうヘンな理由で申請されたものだ、と言おうとしているわけではありません。そういうヘンな特許もちらほらあるみたいだし、そういうものを処理するときにIBMのやり方を参考にできるんじゃないかな、と思っただけです。今回IBMが寄贈した特許は、彼達のlinux戦略の中で、きちんと投資した結果得られた結果なんじゃないかな、と僕は想像してます。