プログラミングファースト開発の必要性
http://d.hatena.ne.jp/higayasuo/20080721/1216607451
もうSEでなくなった僕としてはどちらもいいといえばどちらでもいいのだけれど、全体のプロセスと状況を理解しながら現実的な落としどころを探るという意味でとても興味深かったのでメモ。端的にいうと
- 要件定義 (人月ベースの契約)
- コード開発(incl. 仕様固めもここで同時にやる) (人月ベースの契約)
- メンテナンスに必要なドキュメント作成(成果物ベースの契約)
というプロセスが提案されている。SIerの契約担当にとっても、それほど無茶な提案に見えないところがミソ(「アジャイル」とか華々しく騒ぎ立てるのでなく、適切な契約形態を根拠付きで明示してあげているから)。
このあたりがシブい。
プロトタイプ開発との違いは、最初に作ったものを捨てずに、本番で動かすものとして開発し続けること。アジャイルとの違いは、全工程をテレーションでまわすのではなく、顧客と仕様をつめるところのみを何度も繰り返し仕様が固まるまで行なうこと。