googleとヒトゲノムプロジェクトの類似

http://d.hatena.ne.jp/sivad/20070421#p1
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u127.html

まったくもってsivad氏に同意。ただ、梅田氏がきちんと茂木氏のいわんとしているのを理解できているのかはよくわからない。彼はなんてったって研究者じゃないし、僕もまだ当該講義を聴いていないし。

ヒトゲノムとgoogleのお世話になっている(これがないと仕事にならん)僕としては、

google的なものが集められるようなものをコツコツと集めること、それをロマンティックな研究と思い込んではいけない。google的なものを使いこなして、それに意味づけをするようなロマンティックな研究をしないといけない。

というのが実感です。僕のまわりの人もそうじゃないかな。茂木氏も、そういう文脈のアジテーションだったのでは、と期待してみるテスト。google APIを使うだけのサービスは面白くなくて、それを使って面白いことをして初めて有意義なサービスになり得る。ヒトゲノムを扱うだけでは面白くなくて、これを使ったロマンティックな(物事の原理を理論的に美しく解明できるような)研究こそが、興奮すべき/目指すべき研究たり得る。

梅田氏の記事の最後なんかは、そのあたりもふまえて結ばれているように思えます。僕自身がロマンティックかどうかはおいておくとして(努力してます)、僕の期待が本当かどうかは、3時間の講義を聞けばいいのだけれど...うーん、梅田氏のような生活をしているわけではないので、またそのうち。ただ、視点としてヒトゲノムとgoogleを対比させるのは、ちょっと面白いかも。