天才プログラマー

http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20080107/genius

余計なトコロが面白かった。

米国で天才プログラマーが頻出するのは、もちろん世界中から優秀で野心的な連中を集めていることも大きいけれども、それ以上に産業構造そのものが常に天才を必要としているのではないかという風に考え直した。天才がいっぱいいるんじゃなくって、産業を回すために多くの人が常に天才をつくろうとしているから、たくさんのシンデレラボーイが生まれてくる。産業を回すためにというのは、日本がど田舎に立派な箱物をいっぱいつくったり、年末いつも道路工事しているのと同じように、毎年のように華々しく天才をデビューさせていくべく、利害関係者が予定調和的に働きかけている訳だ。

田舎にできた立派な道路が本当に必要か分からないように、シンデレラボーイたちが本当に天才かは二の次なのである。

この視点はなかったわ。

あと、締めのコトバが良い。

僕らは僕らでグローバルに考えてローカルに行動するとか、ナショナリストとして国内問題に取り組みつつコスモポリタンとしてのコンピテンシーを磨くとか、そういった自助努力を通じて、業界を嗤うんじゃなくて業界で笑えるようでありたい。できれば日本に根を下ろしたまま世界に目を向けて。