「はじめて読むドラッカー」シリーズ
最近、P.F.ドラッガーにはまってます。戦前から活躍されてて、尚且つ今も精力的に、第一線で活躍しているこんなヒトを、僕は他に知らない。そんな彼の思考の概略を捕える上で、このシリーズは非常にすばらしい。まだ読んでいる最中だけど、彼の視点は、知識労働者(incl. 研究者)にとって、不可欠なものじゃないだろうか。
幅がひろすぎて、何からオススメしていいのかよくわからないんだけど、このうちのどれかはひっかかるものがあるんじゃないかな。本屋さんでパラパラっとめくって、グッときたものを読んでみることをオススメ。
まだ咀嚼できてはいないけれど、今、頭のなかでぐるぐるまわっているのは、こんな事柄。
- 知識労働者は成果に焦点をあてなきゃいけない
- 成果をあげるのに必要なのは、天才じゃなくて適切な問いかけ
- 人の強みを存分に活かすことこそが、組織とそのマネジメントの目的
- 情報技術の登場は、どのような影響を与えるのか
う〜ん、コトバにすると陳腐だなぁ。何がどう陳腐でないかは、内容を読んでもらうしかないかも。他にも非常に重要な洞察が多く含まれていて、考えさせられる。知識労働者を、研究者と考えて読んでもいいし、SEでもいい。ドラッガーの著作には、経営をターゲットにしたものが多いので「ボクとは関係ないねぇ」と感じるかもしれないけど、そんなことは全くもってない。僕がセンセイだったら、部下がいるんだったら、間違いなく取り入れるだろうな。逆に、彼のこんな視点を上司/経営者が全く知らなかったら、イヤかも。